中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)は、仙台発着便の増便や再開について、早ければ3月26日に始まる夏ダイヤ以降の実現を目指す。2016年5月に運休した函館便も、早期再開を視野に調整を進めていく。
エアチャイナは現在、上海経由で北京-仙台線(CA155/156便)を水曜と日曜の週2往復運航。機材はボーイング737-800型機(159席:ファースト12機、エコノミー147席)を使用している。2011年3月11日発生の東日本大震災前は、土曜を加えた週3往復だった。
現在の計画では、上海経由便の増便に加え、震災前は火曜と金曜に週2往復運航していた大連経由の北京-仙台線(CA923/924便)の再開を目指す。
エアチャイナの馮力(ひょう・りき)日本地区支社長によると、中国国内では映画などの影響で北海道の人気が高く、今後は米所で良質な温泉が多い東北の魅力を訪日客に訴求していきたいという。
また、2015年7月3日に就航し、2016年5月2日の運航便を最後に運休している北京-函館線についても、早期再開の検討を進めている。馮支社長は「一度就航したら、止めるようなことはしたくない」として、地元などと調整を進めていくという。
*馮支社長のインタビューを後日掲載します。
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中国国際航空
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