ピーチ・アビエーション(APJ/MM)とJIG-SAW(3914)は1月24日、分散型エッジコンピューティング基盤と人工知能(AI)を活用したデータ管理の実証実験を開始すると発表した。ピーチの機密情報などの保有データを、よりセキュリティ性の高い環境で管理することで、高度なセキュリティ水準が担保されたデータ管理基盤の構築を目指す。
実証実験にはインターネット網へ出ることなくデータを管理できる「エッジコンピューティング」を活用する。保有データを閉域ネットワーク内での処理・管理でき、機密情報の漏えいなどのリスクを軽減できるもので、AIを実装したJIG-SAWのエッジコンピューティング基盤に、ピーチが保有するデータの一部を送信する。
4月から10月までをめどに展開する。ピーチは機密情報を含むデータ管理品質を、JIG-SAWはエッジコンピューティング基盤の活用法など、実用化に向けた安全性と利便性を検証する。
近年、各種システムやIoT(Internet of Things、モノのインターネット)デバイスなどを使用したビッグデータの活用が一般的になってきている。ビッグデータには機密情報も含まれ、サイバー攻撃などの情報セキュリティリスクが増大。データ管理に対し、安全性を求める声が高まっている。
関連リンク
ピーチ・アビエーション
JIG-SAW
・ピーチ、AIで電話応対 コンタクトセンターで実証実験(16年8月25日)