ジャムコの米国子会社ジャムコ・アメリカが導入した航空機シート用の強度試験設備が、FAA(米国連邦航空局)から認定を1月12日に取得した。開発期間の短縮や、試験コストの削減、競争力強化につなげる。
航空機のシートは機体側の「シートトラック」と呼ばれるレールに固定されている。非常着陸時に機体床面が変形した場合を想定し、搭載するシートは前方16G、下方14Gの動荷重の強度要求を満たす必要がある。
同社ではこれまで、外部機関の試験設備を利用して試験を実施してきたが、認定取得によりグループ内でシートに衝撃を加える動的強度試験「ダイナミック試験」を実施できるようになった。開発期間の短縮、試験コストの削減、競争力の強化につながる。
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