2016年も残すところあと1日。日本航空(JAL/JL、9201)は12月31日午前、成田空港第2ターミナルで海外へ向かう出発客に、年越しそばを一足早く振る舞った。
成田での年越しそばは、2013年にスタート。海外へ出発する日本人に年の瀬の風物詩を味わってもらうとともに、外国人客に日本の伝統や文化を紹介するために始めた。
JALのチェックインカウンター前では、藤田直志副社長や成田空港の石橋正二郎支店長、地上係員ら約10人が出発客に声を掛け、200食を配った。用意したそばは30分で配り終えた。
昨年に続き、そばを用意した機内食のケータリング会社が本物の松茸(マツタケ)を添え、縁起ものにした。出発前に年越しそばをふるまわれた外国人客は、慣れた手つきでそばをほおばっていた。日本人客も足を止め、食べ終えた人に「もう一杯いかがですか」と、藤田副社長が勧めていた。
4回目となる今年は、8月に相次いだ台風で甚大な被害を受けた十勝・新得町特産のそばを使った。帯広支店の紀野典彦支店長によると、新得町はそば栽培が100年以上続く名産地だという。
成田では、昼前までに出発便のピークを迎える。
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日本航空
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