バニラエア(VNL/JW)の五島勝也社長は12月25日、加盟するLCC連合「バリューアライアンス(Value Alliance)」について、同日開設した成田-セブ線で地元のセブパシフィック航空(CEB/5J)との連携を模索していく考えを示した。また、供給過剰気味の台北路線については、需給バランスが改善傾向にあると述べた。
—記事の概要—
・セブから先で連携
・台北路線「需給引き締まった」
セブから先で連携
バニラは25日に、成田-セブ線を週7往復(1日1往復)で新設。同じくバリューに加盟するセブパシフィックは、2015年3月27日に同路線を週4往復で開設している。いずれも機材はエアバスA320型機で、座席数も1クラス180席と同じだ。
バリューはアジア太平洋地域のLCCが8社加盟する航空連合で、今年5月設立。現時点でシステムを連携しているのは一部の航空会社間のみで、バニラはスクートとの連携を11月に始めた。
五島社長は成田-セブ線について、週あたりの便数が異なることから共存出来ると述べ、「セブから先もきれいな海やディスティネーションがある」として、フィリピン国内線で最大のネットワークを誇るセブパシフィックとの連携を検討するという。
今回開設した成田-セブ線のフライト時間は5時間15分と、乗客が機内で過ごす時間が長い。「機内食は1月から新メニューを投入する。リゾート地なので、機内でもワクワク感を出していきたい」と述べ、付帯収入の増収も目指す考えだ。
一方、フィリピンの首都マニラについては、「どちらかというと
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