エアバスは、デルタ航空(DAL/DL)に同社向け米国製初号機となるA321型機を、現地時間12月2日に引き渡した。同機は米国製15機目の機体となる。
デルタ航空は2016年4月にA321を37機追加発注し、計82機発注済み。10月末現在で11機を保有している。
エアバスは米国初の最終組立工場をアラバマ州モビールに建設し、2015年9月に本稼働した。アラバマ工場ではA320従来型(A320ceo)を製造し、2017年後半をめどにA320neoの製造に切り替える。2017年末までは月産4機を見込む。
モビール製の機体は2016年4月、米ジェットブルー(JBU/B6)に米国製初号機となるA321(登録番号N965JT)を、同年5月にはアメリカン航空(AAL/AA)にもA321を引き渡している。
デルタ航空のA321
・デルタ航空、A321を37機追加発注 総数82機に(16年5月3日)
・エアバス、デルタ航空から15機のA321受注(14年6月3日)
モビール製機体は米航空2社に
・アメリカン航空、米国製A321受領 導入2社目(16年5月18日)
・エアバス、米国製初号機のA321納入 ジェットブルーに(16年4月26日)