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成田国際空港会社（NAA）は、第1ターミナルの混雑緩和に向けた対策に乗り出した。立体駐車場の新設や周辺道路の改良などで、駐車場不足や周辺道路の混雑緩和を目指す。
混雑緩和を目指す成田空港P1駐車場＝16年11月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
新立体駐車場は、第1ターミナル前の駐車場「P1」の一部敷地を転用。現在は平面と地上3階建ての立体駐車場から成り、合計で普通車1000台、大型バス20台を駐車できる。このうち、平面の一部を新立体駐車場の用地に充当する。150台分を転用し、整備後は計1700台分の駐車スペースを設ける。供用開始は2018年7月を目指す。
第1ターミナル最寄りの駐車場はP1のほか、平面と地上4階建ての立体駐車場で構成する「P5」がある。P5は普通車590台が利用できるが、大型バスは駐車できない。
周辺道路は2017年7月をめどに、交差点の改良や道路幅の拡張などを予定。交差点は、第2ターミナル方面からの合流となる「空港東通り4」交差点を整備する。現在は左折と直進、右折の3レーンで、左折レーンを増設し、右折レーンを延長する。また、「空港西通り4」交差点からANAスカイセンターに続く約300メートルの道路も改良する。
成田空港周辺では2015年6月、圏央道・神崎（こうざき）インターチェンジ（IC、千葉県神崎町）と大栄（たいえい）ジャンクション（JCT、千葉県成田市）間が開通。同区間の開通により常磐道と東関東道がつながり、北関東からのアクセスが向上した。
成田空港第1ターミナル周辺の道路混雑緩和策（NAAの資料からAviation Wire作成）
第2ターミナル方面からの合流となる空港東通り4交差点＝16年11月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
現在は3レーンの空港東通り4交差点＝16年11月25日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
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