スペインのビンテル・カナリアス(ビンター航空、IBB/NT)は、ATRのターボプロップ機ATR72-600型機を6機追加発注した。ビンテルの発注は計18機となった。
ビンテルは2014年に、初めてATR72-600を6機発注。機材更新を進めており、今回10月12日に発注した機体はカナリア諸島間で運航を予定している。
すでにATR72-600を3機受領しており、15機ある既存のATR72-500の置き換えを進める。また、カーボベルデにある子会社ビンテルCVが、10月からATR72-500の運航を始めた。
ATRはエアバスと伊アレニア・アエルマッキの共同事業体として、1981年に設立されたリージョナル機メーカー。日本では現在、天草エアライン(AHX/MZ)がATR42-600型機(登録番号JA01AM)を今年2月20日から運航しており、2017年からは日本航空(JAL/JL、9201)グループの日本エアコミューター(JAC/JC)も導入する。JACは8機を確定発注し、1機をオプション、14機の購入権付で契約している。
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Binter Canarias
Avions De Transport Regional(ATR)
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