日本航空(JAL/JL、9201)は、地方と共同で観光振興や農水産物を取り上げる「新・JAPAN PROJECT(ジャパンプロジェクト)」の第65弾として、11月から熊本県を特集している。熊本を特集するのは2回目。
国内線ファーストクラスでは、熊本市の「ホテル日航熊本」内の日本料理「弁慶」の一ノ瀬勉料理長が監修した夕食を提供する。
上旬は県産クルマエビを天草の天然塩で味付けした「車海老の天草塩煮」、中旬は西京味噌を使用した「牛深うまか鰤の味噌焼き」、下旬は県北部・南関(なんかん)町の揚げ豆腐「南関あげ」で巻いた巻き寿司を提供する。茶菓には熊本市のお菓子の香梅が製造する、求肥を小豆で包んだ「特製 誉(ほまれ)の陣太鼓」を、1カ月間用意する。
午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。那覇発着便は、午後6時以降の到着便で提供する。
ファーストクラスで提供する「こだわりの日本酒」では、花の香酒造(玉名郡和水町)の「花の香 純米大吟醸 桜花(おうか)」を用意する。
羽田と成田の国際線ファーストとサクラの各ラウンジでは、県産米「阿蘇うぶさんの湧き水米」を提供する。
機内誌や機内ビデオ、JALカード会員誌、訪日外国人向け情報案内サイト「JAL Guide to Japan」でも、熊本の観光情報や名産品の情報を発信していく。世界26地域で展開するGuide to Japanでは、英語と中国簡体字、香港繁体字、台湾繁体字、フランス語、ドイツ語、ロシア語、韓国語、タイ語で案内する。
11月1日から2017年1月31日までに熊本を発着するJALグループ全路線の利用者には、抽選で1000マイルを100人にプレゼント。応募する際は、期間中にフライトマイル積算対象運賃で搭乗し、専用サイトから申し込む。
また、JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、熊本の特産品や名物を用意。馬刺し用中トロと赤身のセット、くまもと黒毛和牛「和王」焼き肉用セット、県産和牛「あか牛」すき焼き用セット、あか牛のハンバーグセット、名物「いきなり団子」などサツマイモの和菓子セット、県産米「森のくまさん」をそれぞれ1万マイルで交換する。申し込み期間は2017年1月31日まで。
ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。4月からは新ジャパンプロジェクトにリニューアルし、従来の地域プロモーションに加え、訪日客や国内の観光客の送客増加を狙う。10月の第64弾では、高知県を特集した。
JALと熊本県のつながりでは、12月から国際線エコノミークラスとプレミアムエコノミーで、機内食「エアくまモン」を欧米など長距離路線で提供する。熊本市の老舗中華料理店「紅蘭亭(こうらんてい)」が監修したご当地グルメ「太平燕(タイピーエン)」をメインに据えた。
関連リンク
新・JAPAN PROJECT(日本航空)
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