エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2016年11月1日 13:05 JST

ジェットスター・ジャパン、上海就航へ 17年1月、週4往復

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は11月1日、成田-上海(浦東)線を2017年1月に開設すると発表した。週4往復を運航する。同路線をLCCが運航するのは初めて。同社の国際線就航地としては4都市目で、ジェットスターグループとしても上海初就航となる。

17年1月から上海への乗り入れを開始するジェットスター・ジャパン=16年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1月23日から、成田を夜間に出発し、早朝に到着するスケジュールで運航する。成田からは月曜と水曜、金曜、日曜発、上海からは月曜と火曜、木曜、土曜発を設定する。運航機材はエアバスA320型機で1クラス180席。

 上海行きGK35便は午後10時15分に成田を出発し、翌日午前1時10分に到着する。折り返しの成田行きGK36便は午前2時15分に上海を出発し、午前6時5分に到着する。

 運賃は片道4980円から設定。11月2日午前10時から販売を開始し、同日午後3時からは就航記念セールを開催する。

 ジェットスター・ジャパンは2015年2月、初の国際線として関西-香港線を開設。同年6月には成田発着の初めての国際線として香港への乗り入れを開始した。その後、同年11月には台北(桃園)線、2016年3月にはマニラ線を開設。上海乗り入れにより、成田からの国際線は4路線となる。

 中国の航空当局であるCAAC(中国民用航空局)は7月、ジェットスター・ジャパンに対し、成田と関西から上海と中国第3の都市広州への就航を許可した。

 競合のピーチ・アビエーション(APJ/MM)は、11月1日に関西から、翌2日には羽田から上海への乗り入れを開始。国内LCCでは初の上海就航となる。当初週5往復で運航し、早ければ2017年3月の週7往復化を目指す。

 ジェットスター・ジャパンの就航により、2017年1月の成田-上海線は、同社を含めた6社が1日最大14往復を運航することになる。5社はいずれもフルサービス航空会社で、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)、中国国際航空(エアチャイナ、CCA/CA)、中国東方航空(CES/MU)が1日3往復ずつ、デルタ航空(DAL/DL)が1日1往復を運航する。

運航スケジュール
GK35 成田(22:15)→上海(翌日01:10)運航日:月水金日
GK36 上海(02:15)→成田(06:05)運航日:月火木土

関連リンク
ジェットスター・ジャパン

ジェットスター・ジャパンの国際線
ジェットスター・ジャパン、成田-マニラ就航 里帰り需要狙う(16年3月16日)
ジェットスター・ジャパン、成田-台北就航 16年春にマニラへ(15年11月28日)
ジェットスター・ジャパン、成田-香港就航 初の成田国際線(15年6月1日)
ジェットスター・ジャパン、初の国際線就航 関空-香港線、機内で抽選会も(15年2月28日)

7月には中国当局から就航許可
ジェットスター・ジャパン、初の通期黒字 中国就航へ(16年8月25日)

11月からピーチが上海乗り入れ
ピーチ、上海11月就航 羽田と関西から、国内LCC初(16年9月1日)