10月28日にベトナム航空(HVN/VN)のホーチミン発成田行きVN300便(ボーイング787-9型機、登録番号VNA866)の機内で、乗客が体調不良を訴えた問題について、ベトナム航空は同社のサービスが原因ではないとする声明を29日に発表した。
同社は声明で「日本の検疫機関より正式に確認された」と発表。また、成田空港内のクリニックにより当該便の機内食が原因でないことも確認した、としている。
当該機は28日、VN301便としてホーチミンに向け成田を出発している。
28日、VN300便の機内で乗客34人が下痢や吐き気を訴えた。同便は午前7時43分、成田空港に到着。34人は成田市内の2病院に搬送された。
体調不良を訴えたのは神奈川・伊勢原市の私立向上(こうじょう)高校に通う2年生で、ホーチミンへの修学旅行からの帰国便として利用していた。同校によると、生徒はベトナム滞在中に体調不良を訴えていなかった。
34人の生徒は、29日午後までに全員が退院した。
VN300便には向上高校の2年生251人、教職員13人の計264人が修学旅行で搭乗。10月24日から5日間の日程で、ホーチミンを訪れていた。
・ベトナム航空機内で体調不良 神奈川の高校生34人、快方へ(16年10月28日)