エアライン, 空港 — 2016年10月30日 15:27 JST

ANA篠辺社長、羽田2タミへの国際線就航「有力な選択肢」

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 全日本空輸(ANA/NH)の篠辺修社長は10月30日、羽田空港の国内線第2ターミナルの一部に国際線を就航させる案について、有力な選択肢とAviation Wireに語った。

羽田第2ターミナルへの国際線就航を検討するANA=16年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 篠辺社長は、「具体的な中身は詰まっていないが、国内線との関係や現ターミナルの容量を考えると、有力な選択肢と考えている」と語った。

 「国際線ターミナルの拡張がベストだ」としながらも、ターミナル拡張が困難な現状が打開されない場合の選択肢として、地方路線を含む多くの国内線が乗り入れる第2ターミナルへ、国際線を就航させる可能性を示唆した。

 ANAは冬ダイヤ初日の30日、米国路線の昼間時間帯の発着枠が配分されたことから、ニューヨーク線とシカゴ線の2路線を新設。従来深夜便だったホノルル線を昼間帯へ移行した。一方、ロサンゼルス線は深夜時間帯のまま運航する。

 羽田の昼間時間帯に米国路線を開設したことで、ANAは国内線との乗り継ぎに加え、従来成田が担ってきたアジアと北米を結ぶハブ機能を、羽田にも持たせる。

 国交省は、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向け、羽田の国際線発着枠を増枠する意向を示している。また、羽田の国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)の土井勝二社長は10月30日、「増枠に向けてターミナル拡張を検討していく」と語った。

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全日本空輸

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