日本航空(JAL、9201)が小学生のイラストを機体に描いたボーイング787-8型機(186席)の初便が10月14日午前9時16分すぎ、羽田発JL23便として北京へ旅立った。スタジオジブリとJALが共同で進めている「空を飛ぶ。」プロジェクトの一環。
イラストのデザインは2007年8月から08年1月の間に国内外の小学生から公募。「あなたが乗って旅してみたい、空飛ぶ乗り物」がテーマで1万3474点の応募があり、同年3月に最優秀作品1点と優秀作品6点が選ばれていた。
787の引き渡しが大幅に遅れたため、機体のお披露目も4年越しとなる昨日行われた。当時小学生だった入賞者たちも、小学校高学年から中学、高校生に成長し、「本当に飛ぶことになってよかったです」といった感想も聞かれた。
特別塗装を施したのはJALの787の5号機(登録番号JA828J)。片側50枚ずつ、計100枚のデカールを外装に貼り付けて描いた。審査委員長を務めた宮崎駿監督のイラストを先頭に優秀賞3点が続き、最後尾に最優秀作品が青空を飛行する様を表現した。
同機はきょうの羽田発北京行きが商業運航の初便で、北京線のほかシンガポールやモスクワ、ボストン、サンディエゴ線で運航する。JALによると、羽田と成田両空港の出発便に投入するという。運航期間は14日から13年3月31日までの予定。
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「空を飛ぶ。」プロジェクト(日本航空)