北九州に本社を置くスターフライヤー(SFJ/7G、9206)は10月22日と23日の2日間、横浜・みなとみらいでモックアップを使ったシート体験や、シートの革を使ったワークショップを開くイベント「STARFLYER “GLAMPING LOUNGE” with INOUT」を開催している。会場には多くの家族連れが訪れ、同社自慢のシートを体験していた。
イベントのテーマは、「グラマラス」と「キャンピング」を合せた造語「グランピング」。ホテル並みのサービスを使い、自然の中で過ごすキャンプで、テントの設営や食事の準備などの手間が掛からず、気軽に楽しめるのが特徴となっている。
会場は横浜の「MARK IS みなとみらい」1階。スターフライヤーが機内で提供しているタリーズのコーヒーと森永製菓(2201)のチョコレート「カレ・ド・ショコラ」を来場者に配り、シートを体感できるモックアップを用意している。
スターフライヤーは現在、エアバスA320型機(1クラス150席)で羽田-北九州線、福岡線、関西線、山口宇部線、中部-福岡線の5路線を運航。2006年3月16日に就航し、今年で10周年を迎えた。
現在運航中の機材は、5号機(登録番号JA05MC)から13号機(JA23MC)までの9機で、初号機(JA01MC)から4号機(JA04MC)までは退役済み。12月には、スターフライヤーの筆頭株主であるANAホールディングス(9202)から、14号機(JA24MC)をリース導入する。
モックアップ内には、2013年11月に受領した12号機(JA22MC)から採用している、新型シートを用意。今回使用している展示用シートは、今週スターフライヤーに到着したばかりだという。
新シートは埋め込み型のタッチパネル式液晶モニターを採用することで、従来のシートよりも広くゆったりとしたものになった。シートピッチは11号機(JA21MC)までと同じ34インチ(約86センチ)だが、4センチ分あった液晶モニターが埋め込まれたため、この厚さの分が広くなった。
Facebookでこのイベントを知ったという3年生の男子高校生は、友人2人と共に来場。「JALやANAのシートより広い」と、実際に座らないとわかりにくいシートの良さを体感していた。
一方、グランピングをテーマとしたエリアでは、シート用の革を使った小物入れを作るワークショップが開かれ、イベント内で撮影した写真をカード型キーホルダーにするコーナーも設けられた。
会場内を回ると、スターフライヤーの機体のビニールプレーンがもらえるスタンプラリーも開かれたが、初日の22日は昼過ぎにビニールプレーンがなくなる盛況ぶりだった。
開催時間は午前10時から午後10時まで。タリーズのコーヒー提供は正午から午後3時までとなっている。
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スターフライヤー
MARK IS みなとみらい
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