デルタ航空(DAL/DL)は2018年から、制服を刷新する。メインカラーに米国のパスポートと同じ濃い紫色などを採用した。1-3月期(第1四半期)から、客室乗務員(CA)や地上旅客係員、整備士など約6万人が着用する。
ニューヨークを拠点とするデザイナー、ザック・ポーゼン氏がデザインした。濃い紫色は「パスポート・プラム」と命名。このほか「クルージング・カーディナル」と名付けた深い紅色と、「グランドスピード・グラファイト」と名付けた濃いグレーの3色をメインカラーにした。
新制服は現地時間10月18日、米アトランタでお披露目した。12月からおよそ1000人が試着し、2018年から本格導入する。
またポーゼン氏は、整備士やグランドハンドリング係員など、利用客と接しない職種の制服も監修。米アパレルメーカーの「ランズエンド」が製作した。
デルタ航空がCAなどの制服をリニューアルするのは、2006年以来10年ぶり。整備士などの制服は、2000年以来16年ぶりの刷新となる。
ポーゼン氏はニューヨーク出身。ニューヨークとロンドンでデザインを学び、2001年にモダン・アメリカン・グラマーをテーマにした、最初のコレクションを発表した。デルタ航空によると、職人的なクラフトマンシップや身体構造を重視したデザイン、テキスタイルの巧みな利用が特色だという。バッグやアクセサリー、サングラス、小物などを扱うブランドも展開する。
15年春にデザイナーに指名
・デルタ航空、新制服デザイナーにザック・ポーゼン氏 18年導入へ(15年5月4日)
航空各社の制服
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