中部空港(セントレア)を拠点に就航準備を進めるエアアジア・ジャパン(DJ)は9月30日、運航を予定していた中部-仙台線を中止すると発表した。同社では中止の理由を「事業の選択と集中を図る」と説明している。また、札幌線は2017年初め、台北線は同年春の運航開始を目指す。
エアアジア・ジャパンは2014年7月、楽天(4755)などと共に日本市場への再参入を表明。中部空港を拠点に2015年夏の就航を目指していた。その後、路線計画の見直しで2016年4月に延期したが、運航体制が整わないことや、2015年12月の経営陣交代などにより今夏に再延期した。
新経営陣に移行後も安全管理体制の構築などに時間がかかり、就航時に必要な2号機の受け入れを3カ月延期。5月の受領後は、10月就航を視野に入れていた。
エアアジア・グループのトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)は7月、Aviation Wireに対し、2017年1月までに就航するとの見通しを明らかにしていた。
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エアアジア
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