日本航空(JAL/JL、9201)は、地方と共同で観光振興や農水産物を取り上げる「新・JAPAN PROJECT(ジャパンプロジェクト)」の第63弾として、9月1日から千葉県を特集する。千葉を特集するのは今回が初めて。
国内線ファーストクラスでは、印旛郡栄町の「割烹 金田屋」の店主、勝田裕之料理長が監修した夕食を提供する。
上旬はニンジンやキクラゲ、銀杏、豆腐などをウナギで巻いた巻繊(けんちん)焼き、中旬は県産豚「房総ポーク」のパイ包み焼き、下旬は銚子沖で一本釣りしたキンメダイ「銚子つりきんめ」の馬鈴薯焼きなど、県産食材の料理を提供する。俵ごはんはいすみ市産コシヒカリ「いすみっこ」を用意する。また、茶菓には金田屋特製黒豆の生カステラを提供する。
午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。那覇発着便は、午後6時以降の到着便で提供する。
ファーストクラスで提供する「こだわりの日本酒」では、滝沢本店(成田市)の「長命泉 大吟醸純米 吟の舞」と、藤平酒造(とうへいしゅぞう、君津市)の「福祝(ふくいわい)純米大吟醸 山田錦50」のいづれか1銘柄を提供する。
機内誌や機内ビデオ、JALカード会員誌、訪日外国人向け情報案内サイト「JAL Guide to Japan」でも、千葉の観光情報や名産品の情報を発信していく。世界26地域で展開するGuide to Japanでは、英語と中国簡体字、香港繁体字、台湾繁体字、フランス語、ドイツ語、ロシア語で案内する。
9月1日から11月30日までに成田と羽田を発着するJALグループ全路線の利用者には、抽選で1000マイルを100人に、JALマイレージバンク「温泉マイル」提携旅館「鴨川グランドホテル」の1泊2食付き宿泊券を1組2人にプレゼント。応募する際は、期間中にフライトマイル積算対象運賃で搭乗し、専用サイトから申し込む。
また、JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、千葉の特産品や名物を用意。国産ウナギ蒲焼きや日本酒「甲子正宗きのえね大吟醸セット」、県産海苔詰め合わせ、落花生アイスと房総ポークのジャンボ餃子セット、県産マスクメロンをそれぞれ1万マイルで交換する。申し込み期間11月30日まで。
ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。4月からは新ジャパンプロジェクトにリニューアルし、従来の地域プロモーションに加え、訪日客や国内の観光客の送客増加を狙う。リニューアル第6弾となる7月の第62弾では、東北地方を特集した。
関連リンク
新・JAPAN PROJECT(日本航空)
・JAL、登別の魅力発信 国内線ファーストは北海道産食材(16年6月27日)
・JAL、訪日増狙い“ジャパンプロジェクト”刷新 4月は三重特集(16年4月5日)