エア・ドゥ(ADO/HD)の特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」(ボーイング767-300型機、登録番号JA602A)が7月29日に就航した。特別塗装機の運航は、2014年11月30日に退役した「ベア・ドゥ ドリーム号」(737-500、JA305K)以来、約1年7カ月ぶりとなった。
ベア・ドゥ北海道JETの座席数は1クラス288席。北海道の四季をコンセプトに、同社のマスコットキャラクター「ベア・ドゥ」や、道内の就航地の名所や自然をモチーフにしたデザインを描いた。
デザインは、数種類あった案の中から全社員による投票で昨年決定。花が咲き新緑にあふれる春から初夏、夏の草原、収穫と紅葉の中で動物たちが冬支度を始める秋、一面が白銀の世界に変わる冬、道内の名所を取り入れた。機体前方には企業理念「北海道の翼」を記した。塗装作業は7月に入り伊丹空港内の格納庫でスタートし、12日に完成した。
同機は全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)からの購入機で、7月に受領。ANA時代は2009年12月1日から2014年8月11日まで、垂直尾翼にレオナルド・ダ・ヴィンチのヘリコプターを描いた特別塗装機「モヒカンジェット」として運航しており、再び注目を集める機体となった(モヒカンジェット最終日の記事はこちら)。
就航前日の28日には機体とともに、歴代制服を着用した客室乗務員が登場。1998年12月20日から1999年12月19日まで着用したサロペットとスニーカーによる初代、就航1周年の1999年12月20日導入し2009年3月31日までの着用となった2代目、就航10周年を契機に2009年4月1日から着用を始めた現行の3代目が揃った。現行制服では、先任客室乗務員は青色、一般の客室乗務員が黄色のスカーフを着用している。
エア・ドゥが運航を始めた1990年代後半、北海道の農場をイメージしたとみられるサロペットの制服は斬新で、結果として就航1年目のみの着用となった。
ベア・ドゥ北海道JETの機内では、歴代制服を着た客室乗務員が機内サービスを紹介。2015年10月1日からスタートした軽食販売を含む機内サービス「DO Sky Marche(ドゥ・スカイマルシェ)」で、今年5月1日から提供している「パスタ入り 北海道産とうきびチャウダー」や、3月1日から平日(月曜から木曜)の夕方以降に出発する一部便で実施しているハッピーアワーを紹介した。
エア・ドゥのハッピーアワーでは、北海道限定ビール「サッポロクラシック」の350ml缶を、1人1本限定200円で提供。別海町郊楽苑の「ショートチーズ」をおつまみとして付けている。また、機内にはベア・ドゥの就航当時からこれまでのぬいぐるみや、時刻表やカレンダー、クリアファイルなど、エア・ドゥのグッズも並べられた。
エア・ドゥは11月14日に、設立20周年を迎える。同社では2014年まで、2機のボーイング737-500型機(126席)を特別塗装機として運航していた。約1年7カ月ぶりの特別塗装機となったベア・ドゥ北海道JETは、羽田-札幌、旭川、函館、女満別、帯広線に投入され、運航路線は日により異なる。
本写真特集では、ベア・ドゥ北海道JETと歴代制服を着用した客室乗務員、エア・ドゥのグッズを取り上げる。
*写真は52枚(機体→グッズ→客室乗務員による機内サービス)。
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