ボーイングがファンボロー航空ショーで設計変更を発表した、開発中の小型機737 MAX 7。胴体を伸ばして座席数を増やし、航続距離も延長する。最大離陸重量なども見直し、次世代小型機で半数以上のシェアを握るエアバスのA320neoファミリーよりも1座席あたりの運航コストを抑え、巻き返しを図る。
—記事の概要—
・胴体1.9メートル延長
・高高度・高温空港も
胴体1.9メートル延長
737の発展型で新型エンジンを採用した737 MAXは、4機種で構成。737 MAX 7はもっとも胴体が短い機体で、737-700の後継となる。標準型は1月29日に初飛行した737 MAX 8(1クラス最大189席)で、737 MAX 8をLCC向けに座席数を増やした737 MAX 200(同200席)、胴体がもっとも長い737 MAX 9(同220席)がある。
今回の設計変更は、737 MAX 7を発注した米サウスウエスト航空(SWA/WN)と加ウエストジェット(WJA/WS)の要望に基づくもの。胴体の長さは737-700と同じだったものを、前部胴体を約0.8メートル(30インチ)、後部胴体を約1.2メートル(46インチ)の合わせて約1.9メートル(76インチ)延長。主翼と主脚は、1サイズ大きな機体となる737 MAX 8と同じものを使用し、翼上の非常口も増設する。
胴体延長により、1列で6席ある座席を2列増やすことで12席上積みして138席にする。これにより、ボーイングでは
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