エアライン, ボーイング, 機体, 解説・コラム — 2016年7月18日 23:05 JST

20周年のエア・ドゥ、1年7カ月ぶり特別塗装機 写真特集・ベア・ドゥ北海道JET(登場編)

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 11月14日に創立20周年を迎えるエア・ドゥ(ADO/HD)の特別塗装機「ベア・ドゥ北海道JET」(ボーイング767-300型機、登録番号JA602A)が7月12日、伊丹空港の格納庫で公開された。29日に就航予定で、特別塗装機の運航は、2014年11月30日に退役した「ベア・ドゥ ドリーム号」(737-500、JA305K)以来となる。

29日に就航するベア・ドゥ北海道JETと写真に収まるベア・ドゥとエア・ドゥの客室乗務員=16年7月12日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 ベア・ドゥ北海道JETの座席数は288席。北海道の四季をコンセプトに、マスコットキャラクター「ベア・ドゥ」や道内の就航地の名所や自然をモチーフにしたデザインを描いた。

 近年は機体にデカールを貼る“特別塗装機”が多くなったが、ANAホールディングス(9202)が出資する整備会社MROジャパンが、伊丹空港に構える格納庫で機体全体を塗り直した。

 ANAグループの整備会社、全日空整備を前身とする同社は、これまでに全日本空輸(ANA/NH)の「東北FLOWER JET」(737-800、JA85AN)や、映画『スター・ウォーズ』に登場する新キャラクター「BB-8」をデザインした「BB-8 ANA JET」(777-300ER、JA789A)など、ANAの特別塗装機を手掛けてきた名門での作業となった。

 デザインは、花が咲き新緑にあふれる春から初夏、夏の草原、収穫と紅葉の中で動物たちが冬支度を始める秋、一面が白銀の世界に変わる冬、道内の名所を取り入れた。機体前方には企業理念「北海道の翼」を記した。

 塗装作業は7月に入りスタート。8日には垂直尾翼の塗装が最終段階を迎え、12日に公開された。お披露目にはベア・ドゥも駆けつけ、自らマーシャラー(航空機誘導員)として格納庫からベア・ドゥ北海道JETを誘導。雨上がりの水たまりには、1年7カ月ぶりとなる特別塗装機の姿が映っていた。

 ベア・ドゥ北海道JETの初便は、羽田発が29日午前8時15分に出発する札幌行きHD15便、札幌発が午前10時20分発の羽田行きHD16便。搭乗証明書とベア・ドゥ北海道JETのオリジナルグッズを用意する。

*塗装作業の写真特集はこちら
*写真は39枚。

自分が描かれたベア・ドゥ北海道JETをマーシャリングするベア・ドゥ=16年7月12日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

MROジャパンの格納庫を出るベア・ドゥ北海道JET=16年7月12日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

MROジャパンの格納庫を出るベア・ドゥ北海道JET=16年7月12日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire


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