バニラエア(VNL/JW)は7月13日、成田-ホーチミン線を台北(桃園)経由で開設すると発表した。9月14日から、1日1往復を運航する。台北からは以遠権を活用し、ホーチミンに乗り入れる。日本のLCCで以遠権を活用するのはバニラエアが初めて。
現在4往復を運航する成田-台北線のうち、1往復をホーチミンまで延伸する。ホーチミン発は翌15日が初便となる。
運航機材はエアバスA320型機(1クラス180席)。運航スケジュールは曜日により異なる。運航初日となる水曜の場合、ホーチミン行きJW105便は成田を午後5時40分に出発し、台北には午後8時35分に到着。午後9時50分に台北を出発し、翌日午前0時30分に到着する。翌木曜の成田行きJW102便は、ホーチミンを午前1時35分に出発し、台北に午前6時10分に到着する。午前7時25分に台北を出発し、午前11時40分に到着する。
台北では一旦降機し、保安検査を通過する必要がある。その後は搭乗口に進み、再搭乗する。出入国手続きや受託手荷物の預け直しは必要ないが、乗り継ぎエリアからの外出はできない。
航空券の販売は7月14日午後2時から開始。片道1万690円から販売する。台北-ホーチミン間のみの利用もできるが、販売は台湾元かベトナムドンのみ。日本円では販売しない。同社ウェブサイトのベトナム語対応も開始する。
バニラエアは台北の第2拠点化に向けて路線を拡充しており、台北-ホーチミン線もその一環。4月27日には台北-関西線を1日1往復の深夜便で開設した。9月14日には那覇-台北線を開設する。同社の台北路線は4路線となる。
成田からのホーチミン便は、ベトナム航空(HVN/VN)が1日2往復、日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)が1日1往復ずつ、いずれも直行便で運航している。
運航スケジュール
成田→ホーチミン
JW105 成田(17:50)→台北(20:45/21:50)→ホーチミン(翌日00:30)運航日:月木金
JW105 成田(17:55)→台北(20:50/21:50)→ホーチミン(翌日00:30)運航日:火日
JW105 成田(17:40)→台北(20:35/21:50)→ホーチミン(翌日00:30)運航日:水土
ホーチミン→成田
JW102 ホーチミン(01:35)→台北(06:10/07:15)→成田(11:30)運航日:月水土日
JW102 ホーチミン(01:35)→台北(06:10/07:30)→成田(11:30)運航日:火
JW102 ホーチミン(01:35)→台北(06:10/07:25)→成田(11:30)運航日:木金
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バニラ・エア
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