エアバスは現地時間7月12日、エアアジアからA321neoを100機確定受注したと、ロンドン近郊で開催中のファンボロー航空ショーで発表した。2019年から引き渡す。カタログ価格で総額126億ドル(約1兆3200億円)。
エアアジアはA320ファミリーを575機発注済みで、170機以上を受領済み。マレーシア本国だけではなく、インドやインドネシア、フィリピンでも運航している。
A321neoは、A320ファミリーで胴体が最長のA321のエンジン換装型。米プラット&ホイットニー製PW1100G-JMと、CFMインターナショナル製LEAP-1Aのいずれかを選択できる。量産初号機の引き渡しは年末を予定している。座席数は最大で1クラス240席に出来、既存のA320と比べると60席(約1.3倍)多い。
会場で会見したエアアジアのトニー・フェルナンデスCEO(最高経営責任者)は、「A321を大量発注した航空会社は、ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)やブリティッシュ・エアウェイズなどスポンサーが政府の航空会社ばかりだ」と話し、会場の笑いを誘った。
契約書の調印式には、エアバスのファブリス・ブレジエCEOやジョン・リーヒー顧客担当COO(最高業務責任者)らが出席し、エアアジアの客室乗務員も華を添えた。
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