日本航空(JAL/JL、9201)は6月29日、新千歳空港の国内線「サクララウンジ」をリニューアルオープンし、最上位の「ダイヤモンド・プレミアラウンジ」を新設した。
新千歳のラウンジは、国内線ターミナルビルの改修工事により、2015年11月4日から閉鎖。リニューアルに伴い、場所は従来の2階から3階へ移転し、広さは二つのラウンジを合わせて従来の2倍の広さとなった。これまでは窓がなかったが、ほぼすべてのエリアに窓を配し、滑走路を一望できる開放的な室内に仕上げた。
新コンセプト第一号
新設のダイヤモンド・プレミアラウンジは52席で、羽田空港に次ぐ2カ所目。マイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の最上位であるダイヤモンド会員と、上位会員制度「JALグローバルクラブ(JGC)」のプレミア会員、国内線ファーストクラスの乗客が対象。ラウンジに直結する専用チェックインカウンターを設け、保安検査場もリニューアルした。
インテリアは「日本のたたずまい」をデザインコンセプトに、羽田空港の国際線ラウンジも手掛けたインテリアデザイナーの小坂竜氏がデザイン。日本の素材を活かしながらも、現代的な空間に仕上げた。今後の国内線ラウンジで採用していく新デザインの第一号で、羽田などもブランド統一を進めていく。
一部の席を除き電源コンセントを設けたほか、機内に持ち込めるサイズのキャリーバッグを収納できるスペースを新たに用意した。コンセントはノートパソコンなどで仕事をする人の利用も想定した窓側テーブル席は2つ、ゆったり過ごすソファは1つと、席ごとの特性に合わせた。
特製焼きカレーパンが初登場
ダイヤモンド・プレミアはメインエリアとダイニングエリアの2エリアで構成。くつろぎと収納機能を両立し、中央にソファを神輿(みこし)状に配置した。また、1席ごとのプライバシーも確保した。窓側席にはカウンター席や、2人利用を想定したペアシートなども用意した。
ダイニングには、かまどのようなダイニングテーブルを中央に配し、羽田と同じくブッフェ形式で軽食メニューを用意する。
飲食サービスも充実させる。国際線ラウンジで好評のJALオリジナルカレーをベースにした「JAL特製焼きカレーパン」が初登場し、スープ、味噌汁を新たに提供。これまで提供していたおにぎりとパンは終日提供する。ビールサーバーは、サッポロのクラシック、アサヒのドライプレミアム豊穣、サントリーのザ・プレミアム・モルツ、キリンの一番搾りプレミアムの4種類が並ぶ。
ラウンジへ向かうエスカレーターを上がると、NHK大河ドラマ「龍馬伝」の題字や、JALが地方と共同で観光振興や農水産物を取り上げる「新・JAPAN PROJECT(ジャパンプロジェクト)」のロゴなどを手掛ける書家の紫舟さんによる文字が立体的な書のアート「書景 letterscape ~春夏秋冬~風水香~雨上天澄~」が飾られている。
今後はダイヤモンド・プレミアラウンジが未設置の福岡空港と伊丹空港にも、施設拡充を進める。
*写真は34枚。
*サクララウンジ編はこちら。
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