日本航空(JAL/JL、9201)は、ビジネスクラスで提供している和食店「くろぎ」の監修メニューを、6月18日から羽田-バンコク線(JL031/034便)に就航するボーイング777-200ER型機の国際線新仕様機「スカイスイート777」でも提供する。
提供する和食は、東京・湯島の和食料理店「くろぎ」のオーナーシェフ黒木純氏が監修。田舎風だし巻き玉子や真鯛の昆布じめなど、弁当仕立ての前菜「薫風(くんぷう)」を用意する。主菜は和風牛タンシチューと、銀ダラの味噌漬けを1皿に盛り付けた。
ご飯は新潟・奥阿賀産コシヒカリ「雪蔵今摺り米(ゆきぐらいまずりまい)」を使用。機内で炊きたてを用意する。
くろぎの和食は3月から日本発路線で提供を開始し、6月からは成田発で12路線、羽田発で2路線を追加。計20路線で提供している。
黒木氏は1978年生まれ。2010年、「くろぎ」のオーナーシェフとなる。2011年と2012年に「ミシュランガイド東京」の1つ星を獲得。2012年にはフジテレビ系バラエティ番組「アイアンシェフ」に“和の鉄人”として出演した。
また、洋食は東京・麻布十番「山田チカラ」の山田チカラシェフ監修によるメニューを用意。メインディッシュは、「アスパラガスのリゾットと和牛サーロインのステーキ」と「魚介のリゾットと鯛のポワレ」のいずれかを選ぶ。
プレミアムエコノミーとエコノミークラスでは、フードスタイリスト飯島奈美さんの監修メニューを提供。メインは「野菜とミートボールのトマト煮 チーズパスタ」または「梅の蒸し寿司」から選ぶ。
777-200ERは東南アジアやハワイなど国際線中距離路線へ投入している。スカイスイート777のビジネスクラスは、各席を斜めに配置するヘリンボーン配列の新型フルフラットシートに刷新した。
投入路線は羽田-バンコク線を皮切りに、8月から羽田-シンガポール線、年明け2017年初から羽田-ホノルル線と関西-ホノルル線、同年春からは成田-ホノルル線、中部-ホノルル線にも投入を予定している。時刻表の表記は「SS2」で、長距離路線用777-300ERの「SS7」と区別する。
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