シンガポール航空(SIA/SQ)は現地時間10月23日から、成田経由で運航しているシンガポール-ロサンゼルス線の機材を、現在のエアバスA380型機からボーイング777-300ER型機に切り替える。機齢の若い機材を導入することで、日本路線のサービス向上を狙う。
新たに導入する777-300ERは、4クラス264席(ファースト4席、ビジネス48席、プレミアムエコノミー28席、エコノミー184席)。4クラス379席のA380(スイート12席、ビジネス86席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー245席)から115席減少する。
シンガポール航空は今回の機材変更について、新機材投入で日本路線のサービス向上を図ると説明。今回導入する777の機齢は2年程度で、A380は導入から10年近く経過しているとして、A380は他の時間帯や路線への投入を検討しているという。
また、ロサンゼルス発シンガポール行きSQ11便の運航スケジュールを変更。シンガポール着を現在の午前3時から午後9時台にすることで、オセアニアや南アジアへの乗り継ぎ利便性を高める。シンガポール発のSQ12便は変更しない。
シンガポール-ロサンゼルス線は、10月23日からソウル(仁川)経由でも運航する。同日のサンフランシスコ直行便開設に伴うもので、従来のソウル経由のサンフランシスコ発着便を、ロサンゼルス発着に変更する。
変更後の運航スケジュール
SQ12 シンガポール(09:25)→成田(17:30/19:15)→ロサンゼルス(13:25)
SQ11 ロサンゼルス(10:00)→成田(翌日13:45/15:00)→シンガポール(21:40)
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