エアライン, 機体 — 2016年6月7日 16:30 JST

ボンバルディアCS100、初の乗客便 スタアラCEOらチューリッヒへ

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 ボンバルディアは現地時間6月6日、開発を進めている小型旅客機「Cシリーズ」が利用客を乗せて初めて飛行したと発表した。初めての乗客となったのは、航空連合、スターアライアンス加盟各社の最高経営責任者(CEO)らおよそ20人。報道関係者らとともに、ダブリン(アイルランド)からチューリッヒ(スイス)に向かった。

CS100に乗り込むスターアライアンス加盟各社のCEOら(ボンバルディア提供)

 デモ飛行を実施したのは、Cシリーズのうち「CS100」。ダブリンで開催されたIATA(国際航空運送協会)のAGM(年次総会)閉会後の6月3日、チューリッヒに向かった。飛行時間は1時間50分。

 同機はスイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)に引き渡しを予定している機体で、6月1日から3日まで、ダブリン空港で展示されていた。

 CシリーズはCS100(110-125席)とCS300(130-160席)の2機種で構成。これまでの旅客機と比べて、燃費で20%、運用コストで15%の向上が図られており、二酸化炭素(CO2)排出量は20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できるとしている。静粛性の高さや窓の大きさ、シートの幅の広さ、客室内の頭上収納スペース(オーバーヘッドビン)が大型である点なども特長。

 エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー社製GTF(ギヤード・ターボファン)エンジン「PurePower PW1500G」を搭載する。CS100は2013年9月、CS300は2015年2月、初飛行にそれぞれ成功している。

 スイス インターナショナルエアラインズは同型機のローンチカスタマーで、6月中に初号機を受領し、7月中ごろをめどに商業飛行を開始する。同社はCシリーズを計30機発注済みで、CS100とCS300を10機ずつ、残りの10機は未定。同社のCS100に搭載するシートは、独ZIMが製造した。

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CSeries(Bombardier)
Star Alliance

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