ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は6月2日、全国47カ所の病院にスズランのしおりをプレゼントした。客室乗務員(CA)が訪問し、しおりに手書きのメッセージを添えて患者の幸せを祈願した。1956年の開始以来、今年で61回目の訪問となる。
赤十字病院などの病院や関連施設に、北海道千歳市近郊で咲いたスズラン300鉢と、しおり1万7700枚を贈呈。スズランが香るしおりは、ANAグループ社員が描いたイラストをデザインし、メッセージを書き込んだ。
都内では4カ所の病院でプレゼント。大田区の大森赤十字病院や渋谷区の日本赤十字医療センター、武蔵野市の武蔵野赤十字病院、葛飾区の葛飾赤十字産院に、しおりを計1700枚、すずらんを計26鉢贈呈した。
このうち大森赤十字病院では、しおり400枚をプレゼント。ANAの客室乗務員が小児病棟や成人の整形外科病棟を巡って入院患者にしおりを手渡すと、患者らはにこやかな表情を浮かべた。
ANAはスズランのプレゼントを1956年に開始し、毎年実施している。日本赤十字社の名誉副総裁だった高松宮さまが、入院患者を励ますためにスズランを贈ることをANAに提案し、スタートした。
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全日本空輸
これまでの「スズラン」
・「幸せと元気を」ANAのCA、日赤病院に60年目のスズラン(15年6月3日)
・「AKBらしい衣装選んだ」AKBとANA客室乗務員、スズランのしおりで患者激励(14年6月11日)
・AKB48メンバーとANA客室乗務員、スズランのしおりで患者激励(13年6月3日)
・幸せのスズランで「気持ちも若返る」 全日空、客室乗務員が日赤病院訪問(12年6月9日)