エアライン, 機体, 解説・コラム — 2012年9月22日 16:14 JST

鶴丸MD-90、23日から運航 日航、引退前最後の化粧直しで

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 引退を控えた旧マクドネル・ダグラスMD-90型機が最後の化粧直しで鶴丸に──。日本航空(JAL、9201)は再塗装が必要となった機体(登録番号JA8070)に鶴丸ペイントを施した。9月23日午前8時に羽田空港を出発する大分行きJL1783便から運航に復帰する。

羽田の格納庫で整備が進むJALのMD-90=9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 同機は整備項目の一つである再塗装の実施期限を迎えたため、他の整備作業とともに実施。塗装作業は新旧ともに1週間程度で、手間の差がないことからブランド統一の観点で鶴丸にしたという。就航路線は大分のほか、熊本と奄美大島、広島、高知、宮崎、釧路、三沢などを予定している。

 JALが保有するMD-90は現在8機。2012年度中には全機が姿を消す。JALでは「希少なリアエンジン機材であり、幻の鶴丸塗装機材でもあるので、ぜひ最後まで多くの方にご利用頂きたいです」と話していた。

 当該機は22日まで整備が行われている。21日に行われた報道関係者向けの公開時は尾翼の整備中で、鶴丸の勇姿は23日までお預けとなった。

鶴丸ペイントで再塗装されたJALのMD-90=9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

格納庫外に駐機された旧塗装のMD-90=9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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【お知らせ】
記事初出時、JL1783便の行き先が宮崎となっておりました。正しくは大分です。お詫びして訂正いたします。(2012年9月23日 09:00 JST)