エアライン, 機体, 空港 — 2016年5月23日 06:00 JST

FDAの金色9号機、岩手県が命名権取得

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 フジドリームエアラインズ(FDA/JH)は5月21日、岩手県とネーミングライツ契約を締結したと発表した。エンブラエル175(E175)型機の9号機(登録番号JA09FJ)を、「黄金の國、いわて。」号と命名した。

岩手県がネーミングライツを取得したFDAの9号機(同社提供)

 今年は岩手県平泉の世界遺産登録と、FDAの県営名古屋(小牧)-花巻線がともに5周年。花巻線は5月21日で就航5周年を迎えた。FDAによると、岩手県から9号機のネーミングライツ取得の要望があり、契約を結んだという。

 機体後部にロゴと岩手県のマスコットキャラクター「そばっち」がデカールで描かれ、前部左ドアにもそばっちのデカールが貼られた。

 「黄金の國、いわて。」は、岩手県の豊かな自然や農林水産物、各地の郷土芸能や多彩な人材など輝く資源を黄金に例えたイメージコピー。機体の命名式はいわて花巻空港で開かれ、岩手県の達増拓也知事からFDAの須川恒次社長に命名書が授与された。

 FDAは、E170型機(76席)を3機、E175(84席)を7機の計10機を保有。1機ごとに機体の色が異なる。9号機は2015年3月に受領した機体で、燃費を5.5%改善する「フューエル・バーン・インプルーブメント(パッケージ2)」が施された日本初の機体。主翼端のウイングレットが大型化した「ウイングチップ」となり、全幅が従来より2.65メートル広がり、28.65メートルになった。

 今年3月に引き渡された10号機(登録番号JA10FJ)は、シルバーが採用された。

岩手県がネーミングライツを取得したFDAの9号機(同社提供)

FDAの9号機後部に貼られたロゴとそばっちのデカール(同社提供)

FDAの9号機前部左ドアに貼られたそばっちのデカール(同社提供)

関連リンク
フジドリームエアラインズ
岩手県
ひらいずみナビ(平泉観光協会)

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