スカイマーク(SKY/BC)は5月20日、プロ野球・阪神タイガースのロゴを機体にデザインした特別塗装機「タイガースジェット」の招待フライトを実施し、OBでエモヤンの愛称で親しまれている江本孟紀さんらを招いた。
タイガースジェットは、2機のボーイング737-800型機にタイガースの虎ロゴをデカールで描いた機体。4月25日未明に初号機(登録番号JA73NL)が羽田空港に到着し、27日から運航を開始した。2号機(登録番号JA73NM)は5月10日から運航している。運航路線はスカイマークが就航する全路線で、機材繰りの都合上、当日まで決定しない。10月末までの運航を予定している。20日は初号機が使用された。
機内ではタイガースのレプリカユニフォームを着た客室乗務員が出迎え、“六甲おろし”として知られる『阪神タイガースの唄』のインストルメンタル・バージョン(歌なし版)を流す。乗客にはオリジナルうちわを配り、オリジナルのスポーツタオル(1枚1500円)を機内販売している。
招待フライトは、羽田を午後0時45分に出発する神戸行き1985便。球団初の日本一を達成した1985年にちなんだ便名が付けられた。タイガースジェットの発案者である益田敏弘機長ら野球好きの乗務員が担当した。また、タイガースで活躍したランディ・バース選手、掛布雅之選手、岡田彰布選手にちなんだ神戸空港への飛行進入経路「BERTH-KAKEF-OKADA」を経て着陸した。
スカイマークの佐山展生会長は、「スカイマークは遅れるというイメージがあるが、定時性No.1を獲得し、安全性と共にアピールしたい」と語り、「タイガースジェットのように、ほかでは出来ないサービスを続けたい」と意気込みを述べた。
招待フライトに搭乗した江本さんは「まさか乗るとは思わなかった。米国のように選手専用の飛行機も飛ばして欲しい。そうすると我々解説者も横に乗せてもらえる」と佐山会長にリクエストし、機内を湧かせた。
21日は、神戸空港でタイガースジェットを一般公開する。4回に分けて開催し、各回先着200人が入場できる。受付時間は午前9時30分から、格納庫の入口前で全4回分の入場整理券を配る。1回目は午前10時から10時45分、2回目は午前11時から11時45分、3回目は午後0時30分から1時30分、4回目は午後1時45分から2時45分。先頭に並んだ人から順番に早い時間の整理券を配る。
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タイガースジェット(スカイマーク)
阪神タイガース
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