ハワイアン航空(HAL/HA)は、ハワイ島コナから羽田への乗り入れを10月以降に深夜便で開始する。米国運輸省(DOT)が路線開設を承認したと現地時間5月13日に発表した。
運航開始は冬ダイヤが始まる10月30日以降、2017年1月29日までの間を予定している。
ハワイアン航空を含む米航空4社は4月21日、DOTに羽田への昼間帯定期便の開設を申請した。日米双方に割り当てられる昼間時間帯に5便(往復)ずつに対し、米国側は計9路線を申請。ハワイアン航空は新規路線として、コナとホノルルから羽田行き路線を届け出ていた。
4月に申請した計画によると、週7往復のうち4往復をホノルルから、3往復をコナから乗り入れる。当初は5月からの運航開始を目指していた。
また同社は、現在は深夜帯で運航しているホノルル-羽田線を、昼間帯に移行することも目指している。両路線とも運航を開始した場合、ホノルルからは週11往復、コナから週3往復を乗り入れることになる。
コナはハワイ諸島最大のハワイ島の都市で、ホノルル(オアフ島)の南東約260キロ。コーヒーの生産地としても有名で、コナコーヒーはハワイ土産の定番としても親しまれている。
日本からコナへの直行便は、1996年から2010年まで日本航空(JAL/JL、9201)が成田から乗り入れていた。ハワイアン航空の就航により、6年ぶりの直行便開設となる。
羽田からの米国路線については、日本の航空会社に配分された発着枠6枠については、全日本空輸(ANA/NH)に4枠、JALに2枠が配分された。ANAはニューヨークとシカゴへ乗り入れる。
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ハワイアン航空
U.S. Deparatment of Transportation
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