ソラシドエア(旧スカイネットアジア航空、SNJ/6J)は4月21日、羽田空港国内線第2ターミナルのチェックインカウンター内に待合室「ソラシドテラス」を新設した。着席式カウンターも新たに設けた。
従来からあるカウンターのうち、ターミナル中央から向かって奥側の一部を着席式の「ローカウンター」に改修。待合室はその奥に用意した。
待合室のソファは、機内のシートと同じ素材を使用。カーペットも同じものを採用した。空港のターミナル内からソラシドの親しみやすさや、温かみのあるサービスを利用者に体感してもらえるようにする。
一方、ローカウンターは手伝いが必要な人や、子連れの利用者が使いやすいようにした。また、客室乗務員や地上旅客係員を中心に、「サービス介助士」の資格サポート制度を導入。資格保持者はバッジを着用する。乗客に子供連れの母親が多いことから、出発から到着まで安心して利用してもらえる体制を整え、差別化を図る。
空港でのローカウンター導入は、ソラシドと同じく1990年代の規制緩和以降に誕生した「新規航空会社」と呼ばれる中堅航空会社で進んでいる。スターフライヤー(SFJ/7G、9206)は、3月10日に本社を構える北九州空港と羽田空港に導入した。全日本空輸(ANA/NH)も、ソラシドと同じく4月21日に羽田の国内線出発カウンターをリニューアルしている。
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ソラシド エア
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