全日本空輸(ANA/NH)は4月21日、羽田空港国内線第2ターミナルの2階出発カウンターをリニューアルした。目的別で色分けし、エリアを集約させることで無駄のない動線にした。案内表示には大きめのピクトグラム(絵文字)を採用。日本語を理解しない訪日客などにも分かりやすくした。
自動チェックイン機や、自動手荷物預け機「ANA Baggage Drop サービス(ABD)」などセルフサービスのエリアは、第2ターミナル2階中央エリアのエスカレーター付近に集約。大型の手荷物などを預ける有人カウンターはフロアの端に配置した。ピクトグラムは従来と比較すると4倍近く大きくした。
また、エリアごとに壁の色を変更。利用者の多い自動チェックイン機は濃い目の青、ABDは水色、有人カウンターはグレー地に青い文字で表示した。
「A」から「D」まで4カ所ある保安検査場の入り口も、異なる色で区分。Aは水色、Bはオレンジ、Cは黄緑、Dは赤を採用した。
エスカレーターを挟んだターミナルの南北2カ所には、6枚の画面で案内を表示。出発案内や遅延便、ANAからのインフォメーションなどをデジタルサイネージで掲示する。
ABDは2015年7月から導入を開始。当初5台だった設置台数は、現在39台を導入している。チェックイン機と発券機、マイル登録機を統合した新型の自動チェックイン機は、日本語と英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語の4カ国語に対応。2015年7月から導入を開始し、国内の全51空港に導入を完了した。
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