4月17日午後10時すぎ、バニラエア(VNL/JW)の台北発成田行きJW104便の乗客のうち、一部の利用者が入国手続きをしない状態で入国した。成田空港での誤誘導が原因で、バニラエアは当該客に連絡し、空港に戻り入国審査を通過するよう呼びかけている。
*報告書を提出(記事はこちら)。
セントレアにダイバート
手続きしないで入国したのはJW104便の利用者159人のうち50人で、日本人41人、外国人9人。このうち43人(日本人38人、外国人5人)は18日午後2時現在、手続きを完了していない。
運航スケジュールによると、JW104便は台北を午後0時45分に出発し、成田には午後5時に到着する。17日は台北を午後0時54分に出発したものの、成田空港での強風により中部空港(セントレア)に目的地変更(ダイバート)した。
17日は強風により、関東各地で大荒れとなった。午後4時には成田空港で南西の風、秒速14.4メートルを観測した。
中部には午後6時33分に到着し、燃料を補給後の午後8時20分、成田に向けて出発した。JW104便は午後9時45分、成田に到着。利用者はバス3台で到着ゲートに向かった。
乗客の申告で発覚
通常、国際線の利用者は1階の国際線バスゲートに到着する。その後、2階の入国審査場に移動し、1階の国際線専用の手荷物引渡場と税関を通過し、一般エリアに入る。一方、国内線利用者は1階の国内線バスゲートに到着。国内線専用の手荷物引渡場を通過して、一般エリアに入る。
JW104便利用者のバスは、国際線搭乗口ではなく、3台すべてが国内線搭乗口に到着。乗客は国内線専用の手荷物引渡場を通過し、一般エリアに出た。このうち数人が2階の同社チェックインカウンターに対し、入国審査場を通過していないことを申告し、発覚した。
手続きしないで入国した50人以外の乗客109人は国内線到着バスゲートに戻り、バスで国際線バスゲートに引き返した。その後、入国審査を受け一般エリアに入った。
審査未通過の50人のうち、日本人3人は直後に手続きを完了し、入国した。その後、47人のうち外国人4人が、18日午後2時までに入国審査を済ませた。
関連リンク
バニラ・エア
成田空港第3ターミナル
入国管理局
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