セブパシフィック航空(CEB/5J)は、2017年から受領予定のエアバスA321neoのシートについて、独レカロ・エアクラフト・シーティングの「SL3510」を導入すると現地時間4月12日に発表した。セブパシフィック航空は、同シートをアジアで導入する初めての航空会社となる。
SL3510はエコノミークラスに搭載するシートで、薄型・軽量が特徴。重量はおよそ9キロで、従来のシートと比較し40%近く軽量化した。背もたれ部分を薄くしたことにより、座席の前後幅を広くすることができる。
セブパシフィック航空はA321neoを30機発注済み。2017年から2021年に受領を予定している。
レカロによるとSL3510は、2010年にエールフランス航空(AFR/AF)がA319とA320、A321の国内線用機材に導入。2013年にはイージージェット(EZY/U2)が56機のA320向けに1万席以上、2015年に100機のA320neo向けに2万席の導入を決定している。
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