エアライン, ボーイング, 機体 — 2016年3月27日 22:00 JST

ANA、スター・ウォーズ「BB-8」ジェット披露　28日就航

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　全日本空輸（ANA/NH）は3月27日、映画『スター・ウォーズ』に登場する新キャラクター「BB-8」をデザインした特別塗装機「BB-8 ANA JET」（ボーイング777-300ER型機、登録番号JA789A）を伊丹空港でロールアウトした。28日に就航する。ANAによるスター・ウォーズの特別塗装機は3機目。

＊羽田へ到着した記事はこちら。
＊国際線初便の記事はこちら。

伊丹空港内の格納庫から姿を現すANAのBB-8ジェット＝16年3月27日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire

　BB-8ジェットへの塗装作業は、ANAを傘下に持つANAホールディングス（9202）などが出資する、MRO（整備・修理・分解点検）を手掛ける新会社「MRO Japan（MROジャパン）」が担当。伊丹空港に構える格納庫で作業が行われた。

　27日のロールアウトイベントは、キャンペーンで当選したANAのマイレージサービス「ANAマイレージクラブ（AMC）」の会員25組49人を招待。BB-8のカラーであるオレンジ色のポンチョを着て機体の前で人文字を作り、記念撮影に臨んだ。その後は機体の見学会が開かれ、昼食として国内線プレミアムクラスの機内食が提供された。

　運航開始は28日で、伊丹を午前11時に出発する羽田行きNH22便に投入。BB-8ジェットは国際線仕様機で、29日午前0時5分発のロサンゼルス行きNH106便が最初の国際線運航となり、今後は羽田と成田を発着する米国路線に投入する。

　機内の紙コップや紙ナプキン、ヘッドレストカバーもBB-8ジェット専用。客室乗務員が着用するエプロンも、BB-8仕様にデザインした。

　ANAはウォルト・ディズニー・ジャパンと締結したスター・ウォーズブランドを活用する契約に基づき、2020年3月までの5年間「STAR WARSプロジェクト」を展開していく。

　スター・ウォーズの特別塗装機は、BB-8ジェットを含む3機。スター・ウォーズに登場するロボット「R2-D2」を描いた「R2-D2 ANA JET」（787-9、登録番号JA873A）と、BB-8とR2-D2を描いた国内線仕様機「スター・ウォーズANAジェット（STAR WARS ANA JET）」（767-300ER、登録番号JA604A）で、R2-D2ジェットは2015年10月18日の羽田発バンクーバー行きNH116便から国際線定期便に導入。スター・ウォーズジェットは同年11月22日の伊丹発羽田行きNH14便で運航を開始した。BB-8ジェットの登場で、スター・ウォーズの特別塗装機は3機すべてが揃った。

　2月1日からは、R2-D2ジェットに乗務するCAのエプロンを、R2-D2をデザインしたものに変更した。

BB-8と同じオレンジ色のポンチョを着て機体と記念撮影する参加者＝16年3月27日 PHOTO: Motoyoshi OHMURA/Aviation Wire

　BB-8ジェットのお披露目は当初、報道関係者にも公開を予定していたが、22日に国内線予約システム「エイブル」で大規模障害が発生したことから自粛。また、22日はベルギーのブリュッセル空港と地下鉄の駅で、過激派組織「イスラム国（Islamic State：IS）」による連続テロも発生し、成田からブリュッセルへ向けて飛行中だったNH231便は、独デュッセルドルフへダイバート（目的地変更）している。

　今回のイベント開催日は一般に告知されていたことから、会場となった格納庫の周りには、多くの航空ファンが集まった。

＊写真は15枚。