エアバスは現地時間3月25日、キャセイパシフィック航空(CPA/CX)のA350-900型機が、最終組立工場がある仏トゥールーズで初飛行に成功したと発表した。
キャセイはA350-900を22機、長胴型のA350-1000を26機の計48機を発注済み。今回初飛行したA350-900の初号機は地上試験や飛行試験を実施後、今年4-6月期に引き渡される見通し。キャセイでは5月に初号機を受領し、年内に12機を導入する計画を進めている。
同社はA350-900を現地時間9月2日に開設する香港-ロンドン・ガトウィック線など、長距離線へ導入。日本へA350を就航させる際、初便は関西行きを検討している。
A350 XWBは3機種で構成。座席数はメーカー標準仕様で短胴型のA350-800が3クラス280席、A350-900が同325席、長胴型のA350-1000が同366席となる。エンジンは英ロールス・ロイス社製トレントXWBを搭載し、燃費を25%改善する。
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