全日本空輸(ANA/NH)は3月3日、国際線就航から30周年を迎えた。1986年に初便が就航した成田空港では記念式典が開かれ、社員によるダンスパフォーマンスや、歴代制服ファッションショーなどが行われた。
ANA初の国際線定期便は、1986年3月3日に開設した成田-グアム線NH11便。週4往復で、成田空港南ウイング第3サテライト33番搭乗口から午前10時30分に、285人を乗せて出発した。機材はロッキードL-1011型機「トライスター」(登録番号JA8509)で、座席数はエコノミークラスのみの1クラス317席だった。
国際線就航初年の1986年は、7月16日から成田-ロサンゼルス線を週5往復、7月26日から成田-ワシントン線を週3往復で開設した。
2016年3月3日現在の就航都市は39都市で、路線数は59路線。2016年度から2020年度までの5カ年に渡る中期経営計画では、中南米やアジアなどの空白地帯への路線展開を進める。
ANAの篠辺修社長は、「30周年を契機に、お客様の期待に応えられるエアラインを目指す」と、今後の抱負を語った。
また、ANAは英国を本拠地とする航空業界調査・格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)社が実施する航空会社の格付けで、最高評価の5つ星を獲得。2013年から4年連続で、サービスレベルが一貫して高いことや、中国語対応の強化など、外国人利用者のニーズを踏まえたサービス改善などが評価されたという。
3日午前に成田空港で開催された記念式典では、ANAグループ社員がダンスパフォーマンスを披露。午後からは客室乗務員の歴代制服ファッションショーが開かれた。
初代から現行10代目までの制服を着用した客室乗務員は、成田を午後5時5分に出発するロサンゼルス行きNH6便に乗務。歴代制服で機内サービスする。
*写真は6枚。
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