国土交通省は2月12日、米国の航空当局と羽田路線の昼間発着枠について、2月16日と17日に都内で協議すると発表した。18日を予備日に設定した。
当初、2月9日と10日の両日に都内で協議するとしていたが、米国側から政府部内の調整により延期を希望するとの申し出があったため、延期していた。
両者は2015年12月、ワシントンDCで2日間の予定で協議。当初よりも1日延長し3日間協議したものの、合意に至らなかった。
航空交渉には日本側から平垣内久隆・大臣官房審議官らが、米国側からトーマス・エングル国務次官補代理らが出席する。
現在、羽田空港の国際線発着枠は、昼間時間帯に関する日米間の2国間交渉が進展しておらず、深夜早朝時間帯(午後11時から午前6時)のみ就航が認めらている。一方、欧州各国については交渉がまとまり、発着枠が増枠された2014年3月30日からは、これまで成田発着だった欧州便の主要路線が、羽田発着に移行している。
関連リンク
国土交通省
当初の予定から延期
・国交省、日米航空協議延期 米当局の申し出で(16年2月8日)
・国交省、米当局と羽田昼間枠を協議 2月都内で(16年1月29日)
15年12月の協議は合意至らず
・日米航空交渉、羽田昼間便を継続協議 16年に都内開催(15年12月7日)
航空各社も期待感
・ANA篠辺社長、北米-アジア接続需要「変更なし」(16年2月3日)
・ハワイアン航空、羽田-ホノルル搭乗率90%超 日米交渉に期待感(15年12月9日)
・JAL植木社長、羽田-北米便に期待感 2日から日米航空交渉(15年12月1日)