日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)は2月7日、北朝鮮が長距離弾道ミサイルを今朝発射した問題で、飛行禁止区域を迂回運航した以外に影響はなかったと発表した。
迂回運航の対象便はジャカルタやマニラ、シンガポール、クアラルンプールと成田・羽田を結ぶ国際線1日8便。回避経路を運航する影響で、対象便のフライト時間が通常より5分から10分程度多くかかる場合がある。一方、到着遅延が生じた場合、空港の混雑などの影響も受けるため、迂回運航のみが遅延の原因とは限らない。
日本政府などの発表によると、北朝鮮は午前9時31分ごろミサイルを発射。JALとANAともに迂回運航以外の影響は生じなかった。両社とも、飛行禁止区域に関するノータム(航空情報)が解除されるまでは、迂回運航を継続する。
航路変更の対象便
JAL
JL720 ジャカルタ(06:45)→成田(16:05)
JL741 成田(09:20)→マニラ(13:25)
JL746 マニラ(09:50)→成田(15:00)
ANA
NH869 羽田(09:35)→マニラ(13:35)
NH820 マニラ(09:45)→成田(15:00)
NH836 ジャカルタ(06:25)→成田(15:45)
NH802 シンガポール(06:30)→成田(14:20)
NH816 クアラルンプール(08:10)→成田(15:50)
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