企業, 空港 — 2016年2月6日 17:40 JST

新関空会社、ビックカメラなんばに空港型免税店 17年春、ロッテと

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 新関西国際空港会社とグループ会社の関西エアポートエージェンシー(KAA)は、大阪市内のビックカメラなんば店に空港型免税店をオープンさせる。ロッテ免税店と共同で、2017年春の開業を目指す。

14年に開業した関空内のロッテ免税店=14年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 空港型免税店は、街中にありながらも空港出国後の制限エリア内にある免税店と同様、関税や消費税、酒税、たばこ税が免税になる。このため、外国人旅行者が街中よりも割安に買い物ができる場合がある。購入時にはパスポートと日本を出国する航空券の提示が必要で、出国予定の日本人も利用できる。

 計画中の免税店を開設する場所は、なんば店の6-7階。広さ約4400平方メートルで、高級ブランドのファッション商品や化粧品、香水を中心に、時計や宝飾品、和雑貨、日本みやげなどを扱う。売上目標は初年度130億円を見込む。

 ロッテ免税店は、2014年9月にKAAと共同で関西空港第1ターミナルの国際線出国エリアに、免税店「LOTTE DUTY FREE by KAA」をオープン。韓国ロッテグループが日本に展開する1号店となった。

 国内の空港型免税店は、1月27日に「ジャパンデューティーフリー ファソラ 三越伊勢丹」が三越銀座店内にオープン。沖縄を除く日本初の空港型免税店で、運営は羽田空港国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)、三越伊勢丹ホールディングス(3099)、成田国際空港会社(NAA)の100%子会社NAAリテイリングの3社が設立した運営会社が手掛けている。

 また、ビックカメラ(3048)は2015年12月17日に、日本空港ビルと国内外の空港などで免税店を手掛ける合弁会社の設立に基本合意した。家電製品を中心とした消費税免税店を展開していく。1店舗目は羽田空港国際線ターミナル2階到着ロビーに、100坪程度で展開。今夏までのオープンを目指す。

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