キャセイパシフィック航空(CPA/CX)は、旅客機に導入している新塗装を、貨物機にも導入する。現地時間1月19日には、新塗装を施したボーイング747-400F貨物型(登録番号B-LIA)が香港に到着した。
747-400Fには中国・厦門(アモイ)にある「HAECO XIAMEN(ヘコ・シーメン、旧称TAECO、テコ)」で新塗装が施された。
キャセイパシフィック航空は2014年10月、10年ぶりとなる新ロゴマークを発表。1994年から使用していたロゴにはオレンジのラインが入っていたが、ダークグリーンによる文字とロゴマークのみの、シンプルなデザインを採用した。
新塗装では機首にロゴの「ブラッシュウイング(brushwing)」が描かれ、前部胴体に社名を大きく記した。ダークグリーンの垂直尾翼には、白いブラッシュウイングをあしらった。垂直尾翼周辺は色が濃くなっており、ラダー(方向舵)部分はグラデーションになっている。
新塗装機は新ブランドコンセプト導入の一環で、2015年11月1日に香港でお披露目された。新塗装初号機となったのはボーイング777-300ER型機(登録番号B-KPM)で、香港発羽田行きCX548便で運航を開始。日本時間11月2日、羽田に到着した。
今後5年間で約150機を新塗装に切り替える。2016年初旬に初号機を受領予定のエアバスA350 XWBは、新塗装でお目見えする。
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新しい機体デザイン(キャセイパシフィック航空)