ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は、現地時間1月20日に受領したエアバスA320neo初号機(登録番号D-AINA)の定期運航便への導入を24日から開始した。
A320neo初号機は22日、エアバスのハンブルク工場を出発。午後1時34分出発のLH9922便としてフランクフルトに向かい、40分後の午後2時14分に到着した。
定期運航便の初便となったのは、24日午前10時フランクフルト発のハンブルク行きLH10便。今後、フランクフルト-ミュンヘン線への導入も予定している。年内に追加で4機を受領し、計5機体制となる見込み。
A320neoは、LCCなどに人気の小型機A320の派生型で、燃費を向上した新型エンジンを搭載。米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)製PW1100G-JMか、CFMインターナショナル製LEAP-1Aが選択できる。A320neoファミリーとしては、メーカー標準座席数が1クラス180席のA320neoのほか、156席のA319neoと236席のA321neoの3機種で構成される。
ルフトハンザ向け初号機にはPW1100G-JMを搭載している。同エンジンを搭載したA320neoは、2014年9月25日に初飛行に成功。2015年11月にはEASA(欧州航空安全局)とFAA(米国連邦航空局)から型式証明を同時取得した。
2015年12月末現在、A320neoファミリーは3機種合計で4471機を受注している。内訳はA319neoが50機、A320neoが3327機、A321neoが1094機。ルフトハンザはA320neoを61機、A321neoを40機発注している。
日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(9202)が、A320neoを7機、A321neoを26機発注している。
関連リンク
Airbus A320neo(Lufthansa Group)
・エアバス、A320neo初号機納入 ルフトハンザに(16年1月21日)