日本航空(JAL/JL、9201)は、地域活性化プロジェクト「ジャパンプロジェクト」第56弾として、2016年2月1日から沖縄県を取り上げる。県をイメージした機内食の提供や特産品を扱う。29日まで。沖縄県を取り上げるのは2014年7月の第38弾以来で、今回が4回目。
国内線ファーストクラスの機内食は、本部(もとぶ)町のリゾートホテル「ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ」の宮本幸雄シェフがプロデュース。上旬はブタのあばらを使用した「軟骨ソーキ」をフレンチにアレンジしたトマト煮パネ・アングレーズ、中旬は町内の「もとぶ牧場」で育てた黒毛和牛「もとぶ牛」を使用したハンバーグ、下旬はアグー豚のハムのグリルをそれぞれメインとして提供する。このほか、沖縄の食材を使用した料理を用意する。
食事とともに、オリオンビールが県内と奄美群島のみで販売する季節限定のビール「いちばん桜」も提供する。
午後5時以降の出発便を対象に、上旬、中旬、下旬で異なるメニューを用意する。那覇発着便は、午後5時45分以降の到着便で提供する。
羽田空港の国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジでは、県内の銘酒や名物を提供。泡盛やビール、サトウキビで製造したラムなどを用意する。このほか、シークヮーサーやスイートポテト、ちんすこうなども提供する。
県内発着のJALグループ便を対象運賃で利用した乗客を対象に、抽選でボーナスマイルやホテルの宿泊券が当たるキャンペーンを実施。期間中に専用サイトから申し込むと1000マイルを100人に、「ホテル オリオン モトブ リゾート&スパ」の宿泊券を1組2人にプレゼントする。実施期間は4月30日まで。
JALマイレージバンク(JMB)のマイルと商品を交換できる、JALと三越が共同で運営する「とっておきの逸品」では、県の特産品や名物、グラスを用意した。泡盛を琉球ガラスに入れた「久米島の久米仙 真南風(まふぇー)」、アグー豚の焼き肉・しゃぶしゃぶセット、琉球もろみ酢4本セット、琉球ガラスの大鉢とそばちょこ2つの「そーめんセット」、ロックグラス4個セットを、それぞれ1万マイルで交換する。申し込み期間は4月30日まで。
訪日客向け情報サイト「Guide to Japan」で、県の観光情報を多言語で展開。JALのスタッフがおすすめする自然や伝統工芸、ホエールウォッチングなど、体験型スポットを紹介する。英語と中国語(簡体字、繁体字)、フランス語、ドイツ語、ロシア語に対応する。英語版はすでに公開済みで、そのほかの言語は2月下旬の公開を予定している。
また、2月からは、奄美琉球地域の世界自然遺産登録に向けた取り組みを支援。環境省や沖縄・鹿児島両県と連携する。
ジャパンプロジェクトは2011年5月にスタートした地域活性化プロジェクト。機内誌や機内ビデオ、機内食などを通じて「日本のすばらしさ」を発信している。1月は第55弾として、長崎県を取り上げた。
関連リンク
JAPAN PROJECT(日本航空)
・JAL、16年1月は長崎特集 地域活性「ジャパンプロジェクト」(15年12月24日)