ボンバルディアは、琉球エアーコミューター(RAC)にQ400型機の貨物室を拡張した「Q400カーゴ・コンビ」の初号機を、現地時間2015年12月31日に引き渡した。RACはQ400カーゴ・コンビのローンチカスタマーの1社となる。
RACは現在、Q100(39席)を4機、Q300(50席)を1機保有。これら5機をQ400カーゴ・コンビに置き換える。カタログ価格で総額1億6800万ドル(約199億5800万円)。国や沖縄県からの「航空機等購入費補助金」を活用し、2017年度末までに5機を更新する。
Q400カーゴ・コンビの貨物室は23.4立方メートルで、Q300の9.1立方メートル、Q100の8.5立方メートルと比較して、約2.5倍広くなった。貨物は4082キロまで搭載できる。座席数は、シートピッチが32インチ(約81.28センチ)の場合は50席、29インチの場合は58席を設定できる。
RACはQ400カーゴ・コンビの導入を、2014年7月に英国で開催されたファンボロー航空ショーで決定していた。
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Bombardier
琉球エアーコミューター
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