日本航空(JAL/JL、9201)は12月8日、訪日客を対象とした国内線運賃の販売を開始したと発表した。搭乗72時間前までの購入を条件に1区間1万800円で提供するもので、地方誘客の拡大を図る。
「Japan Explorer Pass」で、海外からの国内乗り継ぎ便を均一料金で販売する。訪日する際の航空会社に制限はなく、JAL以外の利用でも適用する。対象路線はJALと日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)が運航する国内線。琉球エアーコミューター(RAC)と北海道エアシステム(HAC、NTH)運航便、コードシェア便は対象外となる。1回につき5区間まで購入できる。
発着空港に制限はなく、国内線であれば全路線で適用する。首都圏を発着する国際線を利用して出入国する場合、地方都市へ陸路移動し、地方都市間の空路を利用した場合にも適用する。
国外居住者向けに、海外地区向けウェブサイトで販売する。当初、米国と英国、香港の3カ国・地域の英語版で開始し、26地域サイトへの多言語化を順次展開していく。
JALではこれまでも同様の運賃を設定していたが、訪日前に発券する必要があった。Japan Explorer Passは72時間前までであれば、日本到着後でも購入できる。
JALは北米や欧州、アジア各国など26の国・地域向けにウェブサイトを展開している。2005年からは訪日客向け情報サイト「Guide to Japan」を開設。食や祭りなど、テーマに沿った楽しみ方を提案している。
関連リンク
JAL Japan Explorer Pass(日本航空、北米地区向けサイト)
JAL Guide to Japan(日本航空)
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