エアバス, エアライン, 機体 — 2015年12月8日 07:59 JST

マレーシア航空、エミレーツ航空とコードシェア パリとアムステルダム便運休へ

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 マレーシア航空(MAS/MH)とエミレーツ航空(UAE/EK)は、2016年にコードシェア(共同運航)を開始する。航空券の販売は2月1日から。一方、マレーシア航空は欧州路線を再編し、パリ便とアムステルダム便を運休する。

エミレーツ航空とコードシェアを実施するマレーシア航空=13年3月 PHOTO: H. Gousse, em company/Airbus

 マレーシア航空は、エミレーツ航空が運航する欧州や北米、南米、中東、アフリカの計91都市への路線網でコードシェアを実施。一方、エミレーツ航空は、マレーシア航空のマレーシア国内線や東南アジア、一部のアジア太平洋路線でコードシェアを始める。いずれも2016年に1年間掛け、段階的に実施していく。

 今回の提携で、マレーシア航空の路線網はコードシェアで欧州38都市と南北アメリカ15都市、中東とアフリカ、インド洋諸国38都市へ広がる。また、マレーシア航空はクアラルンプール-パリ線、アムステルダム線を運休し、ロンドンが欧州唯一の自社便による運航路線となる。

 マレーシア航空は長距離路線の再編により、6機運航するエアバスA380型機についても、運用形態を見直す可能性がある。マレーシア航空へ引き渡された6機目のA380は、通算100号機目のA380だった。

 マレーシア航空は、2014年3月8日にクアラルンプール発北京行きMH370便(ボーイング777-200ER、登録番号9M-MRO)が消息を絶ち、クアラルンプール発北京行きMH370便(777-200ER、登録番号9M-MRD)が同年7月18日にウクライナで撃墜され、多くの乗客と乗員が亡くなった。同年に上場廃止となり、マレーシア国営の投資会社により国有化された。

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