日本航空(JAL)は欧米線の機内食として創業1931(昭和6)年の人気洋食店、日本橋三代目たいめいけん監修の「タンポポオムライス」を「エアたいめいけん(AIRたいめいけん)」として9月1日から提供を開始する。
対象路線は成田発ニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルト、パリ便と羽田発パリ便の計8路線。成田便は全クラスの、羽田便はエグゼクティブクラスの乗客に提供する。
「タンポポオムライス」は、日本で独自に発展した洋食メニューであるオムライスを、たいめいけんがオムレツを使って仕立てたもの。「エアたいめいけん」では、この特徴を機内で完全に再現するため、調理方法や包装などを工夫したという。
オムレツは、特製ボックスの中でチキンライスと分けて提供。乗客が自分でオムレツをチキンライスに乗せることで、オムライスをつくる楽しさを味わえるようにした。
食べる前にオムレツの中央にナイフで切り込みを入れると、チキンライスの上でオムレツがタンポポの花のように左右に広がり、タンポポオムライスが完成する。別添えのグリーンピースとケチャップで好みの味付けにできるようにした。
特製ボックスとトレイマットは、たいめいけんで使用されているコースターの絵柄を基にしたデザインを採用している。
「エア」シリーズは従来の機内食で提供されなかったものを取り上げるシリーズで、11年6月の「エアモスバーガー」、12月の「エア肉まん」、今年3月の「エア吉野屋」、4月からの「エアミスド」、6月からの「エアモスライスバーガー」に続き、今回で第6弾となる。
提供期間は9月1日から11月30日まで。
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