ボーイングは、ロシアの貨物航空会社エアブリッジ・カーゴ航空(ABW/RU)に747-8F型機を2機引き渡したと現地時間11月18日に発表した。今回の引き渡しで、旅客型を含む747-8の累計納入数が100機となった。
今回引き渡した2機は、同社を傘下に持つヴォルガ・ドニエプルグループとボーイングが、6月に開かれたパリ航空ショーで締結した覚書(MoU)に含まれるもの。エアブリッジ・カーゴは747-8Fを今回のものを含め、8機保有している。
エアブリッジ・カーゴはヴォルガ・ドニエプル航空(VDA/VI)が定期貨物部門として2004年に創設。747をロシアで初めて使用した航空会社で、747-8Fの同社向け初号機を2012年1月26日に受領している。日本には成田に乗り入れている。
現在保有する貨物機は747-8Fを8機のほか、747-400ERFが5機、747-400Fが2機。
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Boeing
ボーイング・ジャパン
Air Bridge Cargo Airlines
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