ANAグループは11月19日、ミャンマー運輸省民間航空局と「グランドハンドリング人材育成強化に関する覚書」を締結し、ミャンマーから研修生を受け入れると発表した。
ミャンマーでは航空産業の拡充を図っており、空港グランドハンドリング(グラハン)業務の近代化を担う人材育成の必要性が高まっている。全日本空輸(ANA/NH)が日本-ミャンマー間の直行便を運航していることから、成田空港でグループ会社のANA成田エアポートサービスが研修生を受け入れる。
研修では、ターミナルの搭乗口と飛行機を結ぶ搭乗橋の操作や、手荷物や貨物の搭載、飛行機の地上誘導(マーシャリング)などのグラハン業務に携わる。
ANAによると、研修生はすでに現地でグラハン業務に携わっており、待遇面では日本人の新入社員と同等の賃金を支払うという。第一陣は25日に来日する。成田市内の寮で生活を送り、地域のお祭りなどにも参加することで、日本好きになってもらえるようにするという。
ANA成田エアポートサービスでは、ミャンマーからの研修生を毎年15人程度受け入れる。ANAによると、研修終了後はミャンマーに帰国し、幹部候補生として自国でグラハン業務などの中核を担う人材として活躍することを期待しているという。
関連リンク
ANA成田エアポートサービス
全日本空輸
ANAホールディングス
・ボジョレー・ヌーボー初荷、3.5トンが羽田着 ANA便で(15年10月31日)
・ANA、伊丹行きでひなまつりフライト 羽田駐機場に「水絵」(15年3月3日)
・チームワーク競うJALグラハンコンテスト 名古屋と熊本が優勝(15年11月4日)
・JAL、グラハン熱中症対策の実証実験 特殊ウェアで心拍数測定(15年8月18日)
・航空科学博物館で飛行機を”プッシュバック” JALが夏休みグラハン教室(15年8月16日)
・JAL、航空科学博物館でグラハン教室 トイレットペーパーの折り紙挑戦(15年3月21日)